移り行く時代の中、博多の文化と暮らしを守り続ける場所
皆様は「博多」と聞いて、何を思い浮かべますでしょうか。名物料理や賑やかな繁華街など様々なイメージがありますが、今回は博多の中心で博多の文化と暮らしを伝え続ける 「博多町家」ふるさと館 を紹介いたします。
「博多町家」ふるさと館は、福岡・博多のパワースポットとしても名高い櫛田神社正門鳥居のすぐ正面に位置しており、大きく「展示棟」・当時のまま見事に復元された町家と、博多織の手織りを生で感じる事が出来る「町家棟」・博多織、博多人形などの名産品を取りそろえた「みやげ処」の3つのエリアに分かれています。
展示棟の1階には、歓声の中で博多祇園山笠の舁き山に乗る体験ができるVRや本場の博多弁に触れる事が出来る博多弁講座、博多どんたくや博多祇園山笠を忠実に再現した模型など、さまざまな展示物をご鑑賞頂けます。2階に上がると博多の伝統工芸を作り上げる作業を間近で見る事が出来ます。様々な工芸品の職人さんが日替わりで実演されておりますので、いつ訪れても楽しんで頂けます。
町家棟では、人々の暮らしがあった当時のままの町家を移築復元しており、福岡市の重要文化財に指定されております。入口は小さく見えていても、奥に長く上に高く開けている造りはまさに「うなぎの寝床」と呼ばれるもの。中では博多織の実演が行なわれており、パタパタとリズミカルな音で織られていく様子に魅了されます。
みやげ処は博多織を中心としたお土産や、地元名産のお菓子を取り扱っています。展示棟で実演されている独楽や博多人形など、柄やモチーフもさまざまで楽しめます。博多織を使ったものは、柄や色の組み合わせが豊富でおしゃれなものばかりですので、特に女性の方には喜ばれるのではないでしょうか。
博多の文化と歴史を楽しく学べ、たくさんの魅力にあふれた「博多町家」ふるさと館。ぜひ一度、皆様に足をお運び頂ければ幸いです。
はかた町家 ふるさと館
住所 | 〒812-0039 福岡市博多区冷泉町6-10 |
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アクセス | 福岡市営地下鉄空港線「祇園駅」より徒歩約5分 |
営業時間 | 10:00~18:00(入館は17:30まで) |
休館日 | 第4月曜日 |
博多の魅力を是非体感してみてください。