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スタッフジャーナル

2025.03.24

歴史ある芸能を学べる「いけばな資料館」

今回ご紹介いたしますのは、当館より徒歩約7分の場所にある「いけばな資料館」です。

日本の伝統芸能の1つである「いけばな」の成立は室町時代まで遡ります。それまで「花を生ける」行為は「仏様へ供えるもの」として広く認識されていました。しかし、時代の移り変わりとともに、だんだんとその形は「お客様をお迎えするもの」へと姿を変え、今に至ります。そんな歴史の深いいけばなの根源であり550年以上の時を刻む「華道家元池坊」。その池坊が運営される「いけばな資料館」は、いけばな発祥の地である六角堂に併設されています。この六角堂は代々池坊の家元が住職を兼任されている京都のおへそとしても有名な寺院です。いけばなの起源である仏様へのお供えも、六角堂が建立された際に僧侶がお花を仏様に供えたことがきっかけとされています。

いけばなの起源や歴史などを知ることができる「いけばな資料館」は、1977年に開館しました。時代とともに移り変わっていくいけばなの様子や歴史を、実際に発掘された資料や花器の説明とともにわかりやすく展示されています。一部の展示内容は年に1回、11月に入替えが行われています。昨年2024年11月に行われた展示変更では、2025年4月より開催される大阪万博に合わせ、よりいけばなの魅力や歴史が伝わるような内容へと展示を新たにされました。また、池坊では年2回、3・11月にいけばな展が開かれ、身近にいけばなに触れることができます。3月は「春のいけばな展」と題し、池坊中央研修学院の卒業生が生けた花を鑑賞することができ、11月は「旧七夕会池坊全国華道展」が開催されています。江戸時代には旧暦の七夕に開催されていたこの華道展では、「立花(りっか)」や「生花(しょうか)」など様々なスタイルで生けられた多くの華道家の作品を鑑賞でき、生ける人によって変わる花々の雰囲気も合わせてお楽しみいただけます。

時代とともに姿かたちを変えながら嗜まれ続けている「いけばな」。その歴史を旅の一間にぜひ「いけばな資料館」で体感してみてはいかがでしょうか。

※館内は許可を得て撮影しています。

いけばな資料館

所在地 京都市中京区六角通東洞院西入堂之前町248
アクセス ホテルから約10分
営業時間 9:00〜16:00
休館日 土曜・日曜・祝日・年末年始・夏季休業期間・展示替期間
WEBサイト https://www.ikenobo.jp/rokkakudo/highlight/ikebana.html
※見学は予約制です。メールにてご予約ください。

華やかないけばなの歴史をお楽しみください。

宿泊スタッフ
*掲載日時点の内容です。

〒604-8212 京都市中京区新町通六角下る六角町361番

075-257-1131

電話番号のおかけ間違いのないようお願いいたします。

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