夏の風物詩 京都鴨川納涼床(のうりょうゆか)のご紹介

日差しが強さを増し、夏のきざしを感じる季節になりました。今回は、当ホテルから徒歩5分ほどのところにございます鴨川の納涼床についてご紹介いたします。
納涼床とはお店から鴨川沿いに張り出された板張りの高床にてお料理をお楽しみいただける、京都の夏の風物詩でございます。納涼床の始まりは桃山時代と言われ、四条河原付近に床几(しょうぎ)を置いたのが起源とされています。その様子は江戸時代初期の俳人、中川喜雲著『案内者』にも描かれているように、400年もの歴史ある伝統文化でございます。江戸時代に入ると石垣や堤が整備され、400軒もの茶屋が並んでいたそうです。明治時代には7、8月に床を出すことが定着し、鴨川の右岸左岸に納涼床が賑わいを見せましたが、1894(明治27)年の二条通以南の鴨川運河開削や鉄道の延伸により左岸の床が廃止となり、現在の場所に近いものになりました。
二条から五条までの間、鴨川西岸流れる禊川(みそそぎがわ)の上に床を張り出し、5月1日から9月30日の期間中は特別に納涼床でお食事をすることができます。今年は87店舗が参加をしており、京料理・割烹料理だけでなく、フレンチや中華など多種多様な料理をお楽しみいただけます。
この時期だけの特別な京都を是非お愉しみくださいませ。
※9月30日までを予定しておりますが、急遽変更になる可能性がございます。
詳細は京都鴨川納涼床のホームページをご確認くださいませ。
WEBサイト | https://www.kyoto-yuka.com/ |
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この季節ならではの鴨川納涼床にて、鴨川の風を感じ暑い夏を涼んでみてはいかがでしょうか。