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スタッフジャーナル

2021.06.22

寺のホテルの“原点” 多聞山鐙籠堂浄教寺

鮮やかな青葉の香がそよぐ薫風(くんぷう)の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。今回は、当ホテル誕生のきっかけとなった「浄教寺」についてご紹介します。

浄教寺は、平清盛の長男 平重盛(たいらのしげもり)により東山小松谷(ひがしやまこまつだに)の重盛邸内(ていない)に創建された鐙籠堂(とうろうどう)を前身とする浄土宗の寺院(創建1171年~1175年頃)です。当ホテル建設と並行して再建された本堂内には、四十八基の燈籠(とうろう)が煌びやかに並び、足を踏み入れると気が引き締まるような荘厳かつ静寂な雰囲気が感じられます。

本尊は鎌倉時代後期作の阿弥陀如来(あみだにょらい)で、左右の観音菩薩(かんのんぼさつ)勢至菩薩(せいしぼさつ)(いずれも江戸時代中期作)と合わせて阿弥陀三尊(あみださんぞん)を構成しています。その他にも地蔵菩薩(じぞうぼさつ)(平安後期〜鎌倉時代作)、當麻曼荼羅(たいままんだら)(複製。原本は江戸中期作)、日本を代表する南画家(なんがか)である平尾竹霞(ひらおちくか)画の釈迦如来図(しゃかにょらいず)、建築前の京都市による埋蔵文化財調査で出土した室町時代から江戸時代に使われていた鬼瓦(おにがわら)など、数多くの歴史的所蔵品が展示されています。中でも本堂内右奥に安置されている平重盛像は安土桃山時代に作られたもので、明確に平重盛と判明している日本唯一の像といわれている大変貴重な品です。さらに、本堂の壁一面に様々な年代の額・掛軸が展示されております。掛軸は3~4ヶ月毎に掛け替えをしており、何度も訪れる楽しみを感じていただけるのではないでしょうか。

また、当ホテルにご宿泊のお客様に限り、特別に本堂見学や朝のお勤め体験(有料)にご参加いただくことができます。本堂内は一般公開されておりませんので、朝の新鮮な空気とお香の匂いに包まれて「寺のホテル」ならではの特別なひと時を是非体験してみてください!

最後に浄教寺の光山住職に「浄教寺の見どころ」について伺いました。

光山住職
「現在の本堂は、以前の浄教寺で使用していた柱、欄間(らんま)虹梁(こうりょう)扁額(へんがく)等を最新の建築技術と融合させた新しい形の本堂です。他のお寺では特別公開などでしか目にすることができないような掛軸をはじめとする様々な所蔵品を特別に展示しております。京都の街中にある「街寺」をより身近に感じていただければ幸いです。」

※ご旅行の際は、マスクの着用、手洗い・消毒、混雑を避けた少人数での行動など感染症対策に十分ご配慮ください

多聞山鐙籠堂浄教寺

WEBサイト https://www.gardenhotels.co.jp/kyoto-kawaramachi-jokyoji/art/
朝のお勤め体験

ご参加方法:下記、(1)または(2)のいづれかの方法でご予約を承ります。

(1)専用宿泊プランにてご予約ください。
(2) チェックインの際に、フロントにて体験予約を承ります(先着順/有料)

※都合により急遽中止になる場合がございます。
※休止日:毎週火曜日
※体験参加人数には限りがございます。
※詳細につきましては、ホテルへ直接お問い合わせください。

本堂の見学

見学時間 7:15~7:40(お勤め休止日 8:00~8:30)

※ご宿泊の方のみ拝観いただけます。
※都合により急遽見学時間に変更の可能性がございます。

歴史を感じる非日常空間とお香の香りに包まれて、リフレッシュしてみませんか。

フロントスタッフ
*掲載日時点の内容です。

〒600-8031 京都市下京区寺町通四条下る貞安前之町620番

075-354-1131

電話番号のおかけ間違いのないようお願いいたします。

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