厳しい寒さが続く中、梅の開花の便りが少しずつとどく季節になってまいりました。今回は京菓子を専門に取り扱っている「京菓子司　よし廣」をご紹介します。

JR･地下鉄二条駅から徒歩3分の場所にある「京菓子司　よし廣」は昭和33年に創業し、京都に来る観光客のために和菓子作りをはじめました。全国菓子大博覧会金賞を受賞した八ッ橋饅頭や、手焼きで焼き上げる種類豊富などら焼きも魅力の一つですが、今回は和の伝統文化や歴史を体験できる「京菓子作り体験」を紹介します。

京菓子作りでは、2種類の京菓子を作ります。季節によって作る京菓子が変わるので、1年を通して何度体験しても楽しむことができます。今回は冬を連想できる「雪上松」と「ねじ梅」作りの体験でした。実際に体験すると、思ったよりも生地は柔らかく少しの熱で形が変わってしまうので、より素早い作業が必要となります。見栄えを良くするポイントは、餡子を綺麗に包むこと。餡を包む外側の生地の厚さを均一にすると舌触りが良くなって美味しく仕上がります。改めて和菓子作りの奥深さと職人さんの凄さを実感しました。初めての方でも職人さんが分かりやすく、丁寧に教えてくださるのでご家族やご友人と一緒に楽しく体験できます。体験終了時には、グループに一枚写真付の修了証書もいただけます。

また、体験後の職人さんによる実演では、華麗な手さばきを間近でご覧いただけます。繊細に仕上がった京菓子は食べるのがもったいないくらいの芸術品です。また、自分で作った出来立ての京菓子は持ち帰りでき、職人さんが作った京菓子もプレゼントとして頂けるので、ご自身で作ったものと食べ比べるのも楽しみの一つです。

和菓子職人の先人たちが厳しい修行を乗り越え作り上げてきた京菓子。当ホテルから電車で約15分とアクセスも抜群です。京都を訪れた思い出に、ぜひ和菓子作りを体験することで京都の魅力を味わってみてはいかがでしょうか。